■方南のお客様(2015年05月30日)
新しくブログを書き始める事にしてから、早2週間。
忙しさを言い訳に更新をサボっておりました。
この調子だといつまでも放置してしまうので、それまでの事を振り返って書いていきたいと思います。
5月15日
この日の夕方、若い男性のお客様が来店して下さいました。
その方は、現在方南にあるワンルームマンションで、フローリングのお部屋にお住まいなのですが、半畳分だけ畳を作って欲しいと言う依頼でした。
正直、今の若い方からは畳は敬遠されているので、たとえ半畳であっても、畳を使っていただけると言う事は、とても嬉しかったです。
ただ、お客様の予算の都合上、できるだけ費用を抑えたいというご希望でした。
少しでも費用を抑えるために、最初は既製品の置き畳を提案させていただいたのですが、既製品の置き畳は構造上、張り替える事ができません。
その事を説明すると、「張り替えられる方がいいです」と仰ったので、普通に半畳を新規製作することになりました。
ボードの床を使うのかワラ床を使うのか? 畳の厚みは薄い物を使うのか、厚い物を使うのか? 畳のサイズはどうするか?
色々相談させていただいた結果、ボード床を使用し、畳の厚さは60mm、サイズは90cm角と言う事に決まりました。
畳表ですが、ちょうど中国産上級品の半端な表が半畳分あったので、半端品でよければその分値引きしますと提案させていただき、それを使う事に。
(畳表の原料であるイ草は天然素材であるため、たとえ同じイ草農家さんが作ったイ草でも、畳表として織り上げる時、その日の天気や湿度等によって、色合いがバラついいてしまうことがあります。 これはどうしようもできない事なのですが、お客様からすれば、畳表の色が揃っているのは当然の事で、いくら同じ農家さんが作った畳表でも、次に仕入れた時に色が違っていたら使えないので半畳分だけ残っていました。)
半端物といっても物が悪いわけでもないし、たとえ半畳分とかいえ、何かに使えるかもしれないと思ってちゃんと保管していたので、状態は問題ないです。
使う事無く無駄になってしまうかなと思っていた半畳分の畳表が活用できました。
出来上がった製品がこれ↓
お客様にも喜んでいただけました。
半畳分だけ残ってしまっていた畳表も使い切ることができたので良かったです。
ありがとうございました。
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小沢畳店
http://o-tatami.com/
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住所:東京都杉並区和泉2-41-15
TEL:03-3321-2351
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